平成29年度PT研修会が開催されました。

『新鮮外傷手のリハビリテーション』

『Whyから始める理学療法の実践 〜整形外科外傷におけるエビデンスの活用と理学療法の進め方〜』の研修会に参加して 

西さっぽろ病院 リハビリテーション科 理学療法士 松浦史弥(19期生)

今回の研修会は越後歩先生、荒木浩二郎先生による外傷を中心とした内容で、大変勉強になりました。外傷の症例は参考症例や参考文献が少なく、プロトコールを確立する為に、カンファレンスで症例発表をしていたことに関心を持ちました。病院内で知識の共有や、進行状態を確認できることが患者様の治療を行う上で利点になると感じました。また、セラピストとドクター間で知識を共有しコンセンサスを得ることで、適切な時期に治療を開始することが可能で、可動域拡大や日常生活動作獲得ができ、QOLが改善されていました。私自身、ここまで重度な外傷症例を担当したことがなかった為、理学療法をするにあたり大変参考になりました。

 今回の研修会にて、疑問を持つことの重要性を再確認出来ました。疑問を定式化することで、裏付けされたデータを元に治療が可能であること、科学的根拠に基づいた医療を提供することの重要性を改めて感じました。更に、私が行っている理学療法を見つめ直すいい機会となりました。今後は、疑問を持つことを大切にし、その疑問を解決し根拠のある治療を行える様に日々勉強していきたいと思います。

 最後に、講師をして頂いた越後歩先生、荒木浩二郎先生を始め、企画運営に携わった同窓会の皆様にお礼申しあげます。

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