OT症例検討会が行われました

広報局 坂本美紗(12期)

平成24年5月12日(土)に日本福祉リハビリテーション学院にて同窓会主催の初めてのOT症例検討会が行なわれました。参加者は24名で、今回は3名の先生と、講師に本学院の合田央志先生を招き、「症例研究」について講義していただきました。

内容としましては、「新人指導を行うことになって・・・」(遠藤先生:10期)新人指導の苦悩と、指導者・新人の双方のジレンマを解消するために、仕事内容のチェックシートを作製し、指導にあたった事について発表していただきました。参加されていた先生方からはそれぞれの病院・施設での新人指導プログラムについてアドバイスを頂いたほか、新人さんからは実体験をお話していただきました。

「地誌的見当識障害を呈した症例に対する急性期病院の関り」(相馬先生:11期)比較的珍しい症例であるため、事例数や文献も少なく意見交換の場となりました。具体的な訓練プログラムや評価経過も記載していただき、理解を深めることが出来ました。

「重度右片麻痺の患者さんに対し家族指導・家屋環境の調整・他部門・地域サービス機関との連携」(山崎先生:12期)家屋環境調整や家族指導、また地域サービス機関との密な連携により重症の患者様の自宅復帰を実現できたという発表でした。地域で活躍されている先生方の経験談を交えアドバイスしていただきました。初めて聞く“救護担架ベルカ”での階段昇降などとても興味深いものでした。

今回、初めての症例検討会ということもあり、参加人数は少なかったですが、とても有意義な意見交換の場となりました。今後予定されている勉強会でも、1期から14期が分け隔てない交流が出来ればと思います。今回、発表していただいた先生方に感謝いたします。

症例検討会HP:pdf

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