卒業生紹介~ST1期生の衣斐大輔さんが個展をひらきます~

 

~個展編~
はじめまして、イビ ダイスケと申します。この度初めての個展を開催する運びとなりました。

僕は日本福祉リハビリテーション学院で学んでいる間も音楽を主体に活動していました。この貼り絵も元はと言えばCDのジャケット用に作ったのが始まりでした。初めの頃はコラージュ作品を創っていたのですが、その写真を色や模様となるまで細分化し、それを再構築すればより表現の幅が広がるのではないか?と思ったのが作品に至った経緯です。

音楽制作の過程の中で抽象的な音楽は本当に一握りの方しか理解してもらえないことがわかりました。かといって分かり易いポップスをやろうという気にもなりませんでした。僕はたくさんの人に認めてもらいたいという気持ちと、アウトローでいたいという気持ちがあり、その相反する気持ちの折衷案としての作品がこの貼り絵のスタイルになっていると思います。

そんな経験から音楽同様、他人は抽象画には目を留めないという擦り込みがあります。ですが具象画のように目に映るものをそのまま描いたところでそれは僕にとって美術ではないのです。目に映るものをそのまま描くなら目で見て、視神経を通して感じているものの方がよっぽどリアルですし美しいと思うからです。そこで僕は具象の中に抽象を取り込むという手法で自分の美術を遂行していこうと思いました。「抽象を内包した具象」それがこれらの作品のテーマです。音楽より貼り絵の方が言葉に違わない作品になっていると思います。でも音楽も是非買って行って欲しいです。

CDは\420-です。「ゲバラ盤」と「サティ盤」の二種類あります。お金はお近くに置いてある貯金箱にお入れください。

色々難しい事を並べましたが、難しいことは抜きで、楽しんで下さい!!「へぇ~こんな表現もあるんだ」程度で結構です。少しでも面白がってくれる方に出会えることを願っています。

「Life & Works」というタイトルは「暮らしと仕事」という意味でつけました。これは仕事ではありません。でもこれを続けることはいつか仕事に役立つと信じてやっています。「暮らしが仕事、仕事が暮らし」と言った河井寛次郎のように…とまで高い「暮らしと仕事」のシンクロ率は望みませんが、少しでも暮らしと仕事が重なるように今後も活動していく所存でございます。どうぞよろしくお願いします。


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~小説編~

音楽で巡り合った若者たちの群像劇です。彼らが織り成すドタバタ劇の一方で、この作品は「決別のうた」でもあります。「親しかった仲間や父との別れ」というテーマをドタバタ劇の裏で響かせております。一人、また一人とそれぞれの道を歩き始める友の背中を見送りながら、自分の道を模索する主人公の内面の移り変わりを、僕なりの筆致で表現してみました。

人は皆、個性的だからこそ変わっていたり、上手く関われなかったり、悩んだりするのだと思います。これは思春期に限らず、健常者、障がい者なども関係なく、人生全般がそういう仕組みらしいです。そんな個性に振り回されながらも、自分の道を切り開いていこうとする主人公は、冷静に見えて以外と「がむしゃら」感が滲んでおります。

また物語の終焉で主人公が「雲をとおる波」に対峙するシーンは、それまでの様々ないざこざをまとめ上げ、美しく描きました。別ればかりの物語ですが、最後は爽やかに駆け抜けます。粗さもあるかと思いますが、是非読んでみて下さい。宜しくお願いします。因みにこれは日本福祉リハビリテーション学院に入学前の話です。


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衣斐 大輔 dwarfnomori@yahoo.co.jp

 

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