同窓会主催研修会に参加して

同窓会主催研修会に参加して

 理学療法学科1期生
我汝会さっぽろ病院 池田和人

 平成23年度第1回同窓会主催の研修会が7月9日土曜日かでる2・7にて行われました。講演は講師を尾山陽平先生(北海道社会保険病院勤務、理学療法士3期)にタイトル「理学療法士・作業療法士・言語聴覚士における気管吸引の実際」を6つの内容を主に解りやすく、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の気管吸引の実施の重要性についてご講演頂きました。
 参加者は105人(PT:71人、OT:23人、ST:8人、特別会員:3人)で講演時間は約1時間30分でその後、質疑応答で活発な質問がなされて有意義な時間を過ごすことができました。
 講義内容は気管吸引を行う前に(感染予防)、気管吸引とは、気管吸引をめぐる動向、気管吸引ガイドライン、気管吸引に伴う危険、気管吸引あれこれ(Evidence and News)と事故例そしてまとめについて講義頂きました。
 特に印象に残っていることは気管吸引とは、気管に入り込んだ異物をチューブにより外部に吸引することだけではなく、「人工気道を含む気道からカテーテルを用いて機械的に分泌物を除去するための準備、手技の実施、実施後の観察、アセスメントと感染管理を含む一連の流れのことをいう」という内容でした。
 現在、私は整形外科に勤めており気管吸引の実際には実習以来そのような場面に巡り合ったことがなく安易に考えていたので、専門性の高い尾山先生の講義には具体的な実践を踏まえて詳細な説明が多く理解しやすく貴重な経験になりました。
 また、医療を取り巻く環境は日々変化しているもあり、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の可能性を感じつつも他科の専門的な知識を得ることは重要と実感できた時間でした。
 最後に忙しい中講演して下さった尾山先生、同窓会会長をはじめ準備にご尽力頂いた各部局の皆様、当日運営に貢献頂きました皆様に心より感謝を申し上げます。
    

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